8月6日(土)10:00~12:15 20名の参加者を得て、第7回OVER80中国分科会「米中の間で日本はどう対処すべきか」がZoomによりオンライン開催されました。
今回は、結城隆会員(1396)(1955年生、一橋大学経済学部卒、元日本長期信用銀行、ダイキン工業)を講師とした講演会です。
冒頭、主宰の和田文男さんから、終わりの見えないウクライナ戦争、3日前にペロシ米下院議長が台湾を訪問、中国が猛反発して軍事演習開始という現状に触れ、日本がどのように中国に対処していくかが益々重要になってきた、そのためにも、今回は中国への理解を深めることに大いに役に立つ講演となるであろうと挨拶があり、講演が始まりました。
テーマは「グローバルスタグフレーションと中国」
構成は以下のようになっています。
- グローバルスタグフレーションの実相~複合不況
- ウクライナ戦争の行方と台湾海峡の緊張~米中チキンレース
- 中国ゼロコロナ政策の功罪~弱者にしわ寄せ
- 変容する中国経済~台頭する「新産業」
おわりに~同盟と協商について考える
スライド枚数は93ページにもなる、多岐に亘る精緻な分析をされた素晴らしい講演で、ノンストップで熱く語られる2時間超は、あっという間に過ぎていきました。資料は一般公開が難しい内容が含まれていますので、視聴されたメンバーだけのメリットとさせていただきます。
次回は、本来のテーマ「日本は米中の間でどのように対処していくか」について意見交換を行いましょうという和田文男主宰の言葉でお開きとなりました。和田さんが記されたメッセージ「日本の安全保障は米国依存で大丈夫か?」を添付致します。併せてご一読お願い致します。
和田文男会員(中国問題サブ分科会座長)の論文はこちらから
以上(保坂 洋 オーバー80分科会リーダー)