2023年3月24日(金)10:00からZoomによるオンラインで2月度例会として第14回OVER80安全保障問題分科会を開きました。当初は、当分科会主宰和田文男さんの「食料安全保障問題としての自給率」を取り上げる予定でしたが、結城さんからタイムリーなレポートをいただいたので、急遽結城さんの講演に差し替えることとなりました。演題は「ゼロコロナ解除後の中国と世界」です。結城さんは経産懇で講師を務めることも多いので、主宰の浅野応孝さんと相談、OVER80で主催し、経産懇はオブザーバー参加とする形式としました。両者合わせて37名の参加者が集まり盛況な会となりました。
講演内容は2部構成です。
1部は「2年目を迎えたウクライナ戦争」で、4項目についてお話をいただきました。
- ロシアの状況
- ウクライナの状況
- 国際世論の分断
- 中国の役割高まる
ウクライナ戦争に関して結城さんが調べた限り「日本の動向、解決へ向けての提案」などは見当たらなかったということです。「日本は米国の一部と見られているのではないか」という見解を示されましたが、寂しさを禁じえなかったのは筆者だけではないと思います。
事前に資料をいただいていて、内容が広くかつ深いため、事前に質問を募りました。それらの質問については、講演の流れの中で回答をしていただきました。
ウクライナ戦争の停戦、世界経済の正常化を祈る一同の気持ちを背景に、熱い2時間の講演を終えました。
以上(保坂 洋 オーバー80分科会リーダー)