80歳以上の会員を中心とした集まり「OVER80」で、今後やるべきことを議論しました。絞られたテーマは「次の時代の人たちのために、我々の残った命をどう使うか」です。最も大切なこととして「小学校の教育」を選択、我々で出来ることを議論し始めたのが3年前です。
活動に参加する有志は11名、平尾さんを除いて教育に携わった経験がありません。教育の歴史、現状、将来について勉強を開始しました。書籍、有識者の講演と意見交換、小学校の見学を実施、学校をテーマとしたドキュメンタリー映画などを活用、お互いに意見交換して高めていきました。
そしてこのほど、教育に携わっている方々に、少しでも示唆を与え「教育界にさざ波を起こすことができれば」との思いで作成した書籍が出来上がりました。タイトルは有志で議論し次のように決定しました。
書籍「幸せな小学生を増やすために」
牧野篤氏(DF地域デザイン総研所長、東大大学院教育学専攻科教授)をはじめ、有識者の方々の意見も盛り込みました。
A4版163頁からなる書籍の内容は、DF有志11名のメッセージと、有識者4名のパネルディスカッションを含む意見集の2部構成となっています。
本書の性格から、書店で販売することは考えず、影響を与える可能性のある教育関係者へ配付し、希望者には実費で提供することとしました。
書籍が出来上がったことはゴールではありません。「始まり」です。これからこのツールを活用して教育界に波を起こすべく、一同身を引き締めています。
以 上(OVER80分科会 保坂 洋)