昨今において、「伴走授業」と呼んでいる授業形式が増えてきています。「伴走授業」とは学習指導要領(平成30年)にて示された「総合的な探求の時間」に対応した授業です。「総合的な探求の時間」の目標としては、「探求の見方・考え方を働かせ、横断的・総合的学習を行うことを通して、自己の在り方生き方を考えながらよりよく課題を発見し解決していくための資質・能力を育成していくことを目指す」とされています。具体的な学習のプロセスでは、自身で課題(問い)を見つけ、情報収集しながら仲間との討議などを通じてその解を論理的に導き、その成果を発表会などでお披露目する流れとなります。一般的には一つのテーマを数カ月にわたって取り組まれることが多いです。従って授業も単回ではなく、複数回にわたり学校に出向き生徒の活動に伴走しながら支援します。単回の授業ではあまり必要とされなかった、良い課題(問い)の立て方、情報収集・評価の仕方、論理的に筋道を組み立てる考え方、分かり易く高質な発表の仕方などを助言するスキルが必要となってきます。これらに対して授業支援の講師陣同士でスキル向上のための見識を高めたり、情報交換を行いながら少しでも有用な授業を実施できるよう研鑽を積んでおります。
日時 | 講義場所 | 学年 | 派遣講師人数 | 生徒数 |
5月9日 | 都立武蔵高校 | 1年生 | 4名 | 160名 |
5月14日、16日、21日、28日、30日 | 昭和第一学園高校 | 3年生 | 1~5名 | 90名 |
5月15日 | 都立国分寺高校 | 1年生 | 8名 | 320名 |
5月22日 | 八王子実践高校 | 1、2年生 | 7名 | 210名 |
5月27日 | 都立昭和高校(リモート) | 2年生 | 8名 | 210名 |
5月29日 | 都立東久留米高校 | 1年生 | 2名 | 30名 |
都立昭和高校は3回授業の2回目の授業であり、5月下旬から6月上旬にかけてリモート授業と、生徒からの課題報告に対する講師からのアドバイス・コメントを実施予定。
以上 (山形 徳光)