技術部会リスクセンス推進研究会メンバーが日本学術会議で日頃の研究成果を学会発表して、DFからも会員9名が聴講しました。
主催 | 日本学術会議 |
共催 | 安全工学会(幹事学会)他30学協会 |
日時 | 2024年6月27日(木)9:40~11:40 |
場所 | 日本学術会議(東京都港区六本木7-22-34)第2室 ならびにオンライン配信(ハイブリッド開催) |
講演形式 | 口頭発表(原則1題20分(講演15分,討論5分)) |
日本学術会議主催「安全工学シンポジウム2024」は,安全工学に関する各分野における問題点の提起、優れた研究成果の講演と技術交流により,安全工学および関連分野の発展に寄与することを目的として特別講演、オーガナイズドセッション(OS)、パネルディスカッション、一般講演を開催
オーガナイズドセッション(OS)議題
組織行動マネジメント(Organizational Behavior Management:OBM)の事故などの予兆管理分野への展開とその高度化
座長:新井充((公財)総合安全工学研究所、東大名誉教授)/中田邦臣(DF-RS研究会)
発表者:
OS-5-1
経営が求める現下の安全マネージメント手法 梅里泰正会員(220)
経営が求める現下の安全マネージメント手法
OS-5-2
人の行動に起因する事故予防(BBS活動の現状と課題) 浅野 寿会員(1257)
人の行動に起因する事故予防(BBS 活動の現状と課題)
OS-5-5
組織行動学(OBM)の安全分野向け活用への1提案 中田邦臣会員(597)
組織行動学(OBM)の安全分野向け活用への1提案
※資料はDF会員限定です
事故・不祥事を未然に防止するためには、それらの発生の予兆を漏れなく検知し、対策を講じることが望ましいのですが、現状の予兆管理手法は”もぐらたたき”的かつエンドレスなものであり、より簡便かつ定量的な手法が求められています。このため、外資系企業での採用例が豊富で、我が国においても活用されているBBS(Behavior Based Safety)に特化した組織行動マネジメント(OBM)による事故・不祥事予兆管理の現状と課題およびその高度化の可能性について、DFから3名のメンバーが関連分野の発表を行いました。応用行動分析学、組織行動マネジメント(OBM)の専門家、研究者、さらに一般参加者を含め会場に約50名、Web聴講が83名と予想以上に多数の聴講者を迎え、貴重なコメントを戴き有意義な意見交換ができました。
準備期間約半年と言う短い期間で発表内容をまとめ上げる事ができた事は、DFリスクセンス推進研究会のサポートに起因するところが大きく、成果として組織行動マネジメントの一つの方向性を示すことができた事に関しては深謝する次第です。
なお、この分野についてはまだ未整備の部分が多く、DFの皆様の経験があれば大変心強く、サポート・支援をお願いできるものと思っています。
添付する3件の「発表内容のまとめ」は、DF内での使用に制限させて戴きますが、お気づきの点などあれば遠慮なくご意見等お聞かせください。
以 上(浅野寿)