7月19日(金)に、日比谷図書文化館にて、企業ガバナンス部会主催の研究成果発表会が開催された。この研究成果発表会は、当部会の大きな活動の柱である①月例セミナーと②研究会の2つのうち、1年の部会活動の集大成とも言える小研究会の研究成果を会員に披露する年1回の貴重な機会である。
Aグループの研究発表は10時30分から12時30分まで、リアルでとZOOMで50名の参加者を得て、山形リーダー、加藤サブリーダーを含むAグループメンバー6名全員で 「知財・無形資産で日本企業の価値向上と持続的成長を如何にして実現して行くか」 をテーマに発表した。
日本企業の研究開発は米欧企業に比べて遜色ないが、知財戦略・無形資産戦略、経営者との関係の面では改善、向上する必要があることを実証的に説明し、大方の理解を得られたものと思われる。

Bグループの研究発表は14時から16時まで、金子リーダー、平田サブリーダーを含む5人のメンバーが、「中小企業・スタートアップの企業ガバナンスを考えるーその時あなたがその会社の社外役員ならどうする?―」をテーマに、実際に中小企業の経営者にインタビュウし、その内容を基に自分達の頭で考え、その会社の社外役員だったらどうするか? を独自の視点で取りまとめた実践的でユニークな内容であった。

A、B両グループとも、昨年12月から7カ月間の長きにわたりとことんまで議論を尽くし、異なる立場や経験や見解を乗り越えて各自が調査研究し理論展開したものが、多くの視聴者にインパクトを与える研究内容となった。
各グループの発表の後、各々30分に及ぶQ&Aでも活発な議論が交わされ、実りあるものとなった。
後日参加者から頂いたアンケートでも、両グループメンバーの素晴らしい努力と成果に称賛の声が溢れ、高い評価を頂いた。
当日発表会終了後は、両研究グループメンバーと世話役が、神田司町の中華料理店に集合して盛大に打上げ会を開き、強固な絆が出来たことを喜びつつ、お互いの長い期間に及ぶ研究活動を皆で振り返った。

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以上(企業ガバナンス部会長 平井隆一)