8月19日(月)、会計検査院の田中弥生院長をDF会員の段谷、織田、小林の3名が訪問、非営利社会貢献団体の持続的な活動について、懇談しました。田中院長は「民間非営利セクターのインターメディアリ機能に関する研究」で博士号(国際公共政策)を取得されており、私たち一般社団法人ディレクトフォース(DF)が20年以上にわたり活動を続けているビジネスモデルに興味を示しておられました。
私たちDFは、教育支援活動や企業支援活動を通じて、会員の資格要件を活かしながら地道に活動範囲を広げてきました。PDCAサイクルを回し、改善を重ねることで成果を上げており、この誠実な取り組みを今後も大切にしていく所存であるとお伝えしました。
また、田中院長から会計検査院の役割についてもご説明がありました。会計検査院は内閣から完全に独立した唯一の行政機関であり、国や政府機関の決算、独立行政法人、地方団体の会計検査などを行い、決算検査報告を作成することが主要な任務です。この機関は、明治時代に大隈重信の声掛かりで設立され、三権から独立した立場で政府の財政を監視し、透明性と適正性を確保する役割を担っています。院長は大臣級として天皇陛下から認証を受ける立場にあります。
会計検査院 Board of Audit of Japan (jbaudit.go.jp)
田中弥生氏の著書は多数:
ピータードラッカー著『非営利組織の成果重視マネジメント : NPO・行政・公益法人のための「自己評価手法」』(ダイヤモンド社2000年)の翻訳など
以 上(小林慎一郎)