城東小学校の授業で理科実験

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城東小学校(八重洲、東京ミッドタウン内)では毎年、全学年の授業でDF理科実験を行っており、9月26日に本年最終回となる5年生の「身近な熱 火と水」3年生の「音ってなんだろう?」を実施しました。

  1. コンロでお湯を沸かしお茶の葉で対流を温度のとの関係で観察・記録、沸騰現象も同様に温度との関係で確認。
  2. お湯の入ったフラスコに銅・鉄・ガラス・木の棒を温度計と共にセットし、再度熱し水温と各素材の棒に貼った温感テープの色の変化を観察、記録して、熱伝導の差を体感。
  3. アルミ缶に50mlの水を入れ、蓋をせずにコンロで加熱、スプーンをかざして蒸気発生を確認したら火を止め、軍手を用いて蓋をした後にボウル内に置き、氷水をかけます。すると、缶が音を発してつぶれる。その様子を観察し、その原因を話しあいました。

このような熱と水の働きを利用して、蒸気機関という産業革命に繋がる発明が生まれた事を知る事が出来ました。生徒の集中力は極めて高く、用意した観察記録表には温度変化との関連が詳細に記録されていて、結果についての話し合いも活発に行われ、心配した火傷やお湯のこぼしなどはありませんでした。

DFとしては久しぶりの「熱」の理科実験で、科学技術の歴史的背景も踏まえた、改良され洗練されたテーマになりました。

  1. 音を「聞いて」「触って」「見て」音の性質を体感する。まず様々な音を聞き、音を発している音叉やボウルに触れて音を感じ、ボウルをシートで覆って、上の塩が音叉を近づけたり、シートに触れた時に踊り始める様子を観察、音が振動である事を見る体験。
  2. 糸電話を作りグループ内で通話し、糸を緩めたり、手で触ると音が聞こえなくなるという「音の伝わり」を実感。
  3. カップに入れた水の量で音の高さが変わることを知り音階を作り演奏をした。

学校の教科書に添いながらも、違いのある盛りだくさんな実験内容にも関わらず、全員が楽しく「音」と遊びながら、音の伝わり方や音の高さの違いと、その正体を学ぶことができました。

以 上(酒井和幸)

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