中国広州市視察団来訪

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2024年9月24日(月)、東京大学教育学部の牧野篤教授のご紹介により、中国広州市委員会老干部局の劉梅局長をはじめ、広州開放大学の熊軍校長、広州老年大学の代表を含む4名の方々が、東京大学関係者3名とともに Direct Force(DF) を訪問されました。

今回の訪問の目的は、企業の幹部を退任したシニア層が、DFのような団体でどのように社会貢献や自己研鑽に取り組んでいるのかを調査し、意見交換を行うことでした。

DFからは社会貢献活動の概要として、教育支援、企業支援、地域デザインの3本柱活動の紹介、更には、個別の地域創生の成果4件を報告しました。

中国でも急速な高齢化の進行は重要な国家課題と認識されており、シニアがどのように経済に貢献できるかを探る「老年経済」という考え方が注目されています。

広州市においても老年経済へのビジネスモデル構築およびシニアの活躍などに対応する部署として、2年前に老干局を立ち上げ官主導の対策を急ピッチに推進しているところです。

そのような背景から、広州市の皆様も、DFが社会においてどのような経済活動を行っているかに強い関心をお持ちのようで、「官民等外部からの(資金的)援助を受けずに、20年以上独自に活動を継続してきたDFの秘訣はどこにあるのか?」、「支援対象の企業はどのように募集しているのか?」など細部にわたる質問が相次ぎました。

最後に「今後とも友好的団体として、情報交換しつつ互いに学んでいきましょう」と、織田代表と劉梅局長の固い握手で有意義な会合の幕を閉じました。

以 上(得丸英司)

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