観光立国研究会開催の北陸視察旅行(2024年10月3日~5日)3日目は、高岡を拠点に雨晴、万葉歴史館、瑞龍寺、金屋町を廻りました。瀬谷さんのレポートを紹介します。高岡の見どころを文章と写真でお楽しみください。
1.雨晴海岸
高岡駅08:43発J R氷見線にて雨晴駅に移動。途中、電車の車窓からは、海の上ギリギリの景色を眺める事が出来ました。雨晴駅に到着し、国定公園「雨晴海岸」、「道の駅 雨晴」からの素晴らしい景色を堪能しました(写真左)。
雨晴駅で川﨑さんと合流し、「道の駅 雨晴」にて雨晴海岸と義経が雨宿りをしたという岩にある義経神社を見た後、高岡市万葉歴史館を訪れました。


当日はボランティアの人達が
海岸の整備をしていました
2.高岡市万葉歴史館
万葉歴史館の館内は四季の庭があり、万葉集ゆかりの花木を四季折々に楽しむ事ができます。万葉学習エリアでは古代の衣装の展示やプロジェクションマッピングの投影もあり万葉集についての学習が出来ます。今回の私達の滞在は短時間でしたが何日間か通い万葉集を学習したいと思いました。
同時に開催されていた「池田彌三郎展」では池田彌三郎に関する膨大な資料が展示されており、池田彌三郎の多岐に渡る交流の広さや膨大な書簡に感動すら覚えました。


三九八五歌碑

三九八五 訳
3.国宝 瑞龍寺
車窓から海岸の素晴らしい景色を見ながら、国宝 瑞龍寺に移動。瑞龍寺門前「やすらぎ庵」にて昼食。

食後瑞龍寺に移動し、和尚のガイドにて瑞龍寺の沿革、歴史等について説明を受ける。和尚さんがガイドをなさるのは珍しく、詳しく楽しく興味深い案内でした。川﨑さんが特別にご依頼されたのが納得できる多くの人に聞いて頂きたい内容の素晴らしいガイドでした。
瑞龍寺は前田利長公の菩提を弔うため三代藩主利常公によって建立された寺であり、法堂には様々な意味がある利長公の位牌が祀られています。 訪問時、瑞龍寺は花のフェスティバルの時期であり、普段とは違った趣きが見られました。瑞龍寺法堂(はっと)にて禅堂、国宝仏殿、烏す莎藦(うすさま)明王像を拝観しました。


山門と花フェスティバルで
装飾された参道

3.高岡鋳物発祥の地 金屋町
瑞龍寺から、高岡鋳物発祥の地 金屋町に移動。
金屋町ではボランティアガイドの方に案内して頂き、鋳物資料館、金屋町の街並みを散策しました。高岡鋳物発祥の地金屋町の400年の歴史を鋳物資料館でビデオや展示物で確認することが出来ました。時間があれば金屋町の店舗にて鋳物体験ができアクセサリー等を1時間程度で作る事が出来るとの事。次回の楽しみとしたいと思います。




川﨑さんに宿泊先まで送って頂き、帰路につきました。川﨑さん、有難うございました。
高岡市を多方面から視察し万葉の旅も同時に体験でき、有意義な視察旅行でした。たくさんの方々のお話しが聴けて有難く、心より感謝申し上げます。(瀬谷洋子)
***高岡のツアーを企画してくださった川﨑さんのコメント***
瀬谷さん、素晴らしい高岡視察記を書いて頂きありがとうございます。
残念でしたのは、当日は曇り空で雨晴国定公園からの日本海+女岩(めいわ)+立山連峰の絶景が見られなかったことですが、万葉の里、鋳物の町、高岡大仏、国宝瑞龍寺 御料理八百石と高岡の文化と食を楽しんで頂けたとしたら、高岡を故郷に持つ身としてこんな幸せなことはありません。高岡に来て頂き皆様に感謝・感謝です。(川﨑有治)
以上