二松学舎大学2024年度後期第6回講義実施11月27日
「東アジアの政治と経済Ⅱ講座」

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環境部会環境教育分科会は二松学舎大学の「東アジアの政治と経済Ⅱ講座」に於いて、日本・中国・韓国・台湾など東アジア社会における環境問題について、毎回異なるテーマで計10回の講義(90分授業)を行っています。

第6回(11月27日)の講義テーマは「活力ある社会の構築に向けて~東アジア共通の少子高齢化を受けて~」で、製造業で人事畑を長く担当した私、松井明雄(1400)が講師を務めました。

経済を支える“人材”に焦点をあて、「東アジアの少子高齢化の実態とそれに伴う社会的課題を考え、社会人としての働き方やキャリア、社会への貢献について考える」ことをねらいとし、学生同士の意見交換の場としてグループディスカッション(ミニ・アクティブ・ラーニング)を2回設定しました。

最初に、東アジア共通の社会的課題である少子高齢化・人口減少の実態と経済成長のトレンドを先進諸国との比較において紹介し、次に、それらが社会にどのような影響を与えているかをグループディスカッションで話し合い、何名かに発表してもらいました。

その後、日本企業が少子高齢化・人口減少に対して、どのように取り組んでいるかを「働き方改革」と「多様性の向上」を中心に実例を挙げながら説明し、最後に少子高齢化・人口減少下において豊かで活力のある社会を実現するにはどうしたらよいか、について再度グループディスカッションを行いました。

講義終了後、「このような社会の変化の中で自分はどのような働き方やキャリアを描きたいか」をミニレポートの課題とし、自分なりの夢を語ってもらう予定です。

これから社会に出て職業人としてのキャリアを歩む学生にとって身近なテーマでもあり、グループディスカッションでは、女性活躍、デジタル技術の活用、外国人労働者、社会保障問題など、予想以上に積極的なディスカッションが行われたように感じた。また、発表者も自分たちのグループでどのような意見交換がなされたかをしっかりと話してくれました。

講義を通じて、これからの社会を担う学生にエールを送るとともに、私自身も若者が希望をもって活き活きと活躍できる社会を築くのが大人の責務である、と感じた時間でもありました。

以上(松井明雄)

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