2024年の暦年では、189回の理科実験出前授業が実施され、そのうち27回が新規の依頼によるものでした。今年は、ホームページ理科実験を見ての依頼が増加しており、以下のような特徴が見られました。
従来は、関係者が異動などで別の学校に移る際、過去の実績を評価したり、関係者の口コミが依頼のきっかけになっていました。しかし、2024年はホームページの問い合わせ欄を通じた依頼が多く見られるようになっています。
依頼元は学校や教育委員会だけでなく、行政の教育関連以外の部署からの依頼も増えています。例えば、足立区保塚地域学習センターでは足立区消費者センター主催で、子どもや保護者に関心のあるテーマを社会生活に密着した現象として理科実験を通じて説明し、その機関の本来の目的を啓蒙する試みが行われました。
さらに、目黒区青少年プラザを会場に「食を通して理科を学ぶ」というコンセプトのイベントが実施されました。この依頼はホームページを通じて寄せられ、区内に配布したパンフレットをきっかけに130名の応募がありました。その結果、当初の予定を拡大し、12月1日に24名ずつ2回のイベントが開催されました。プログラムの一環として実施された「マヨネーズを作って乳化を学ぼう」のテーマは、久しぶりの実施となりました。
ご参考:理科実験メニュー
以 上(赤堀智行 小林慎一郎)