清瀬第三小学校で理科出前授業を実施
~理科教諭によるリレー授業への展開~

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清瀬市内の理科実験授業の発祥校である清瀬第三小学校にて、6年生37名を対象に「水よう液の性質とはたらき」をテーマとした実験授業を行いました。当初、新しいテーマとして「身の回りの水溶液の正体~水溶液の分析化学~」を提案しましたが、「学校では紫キャベツの調達や準備が難しいこともあり ぜひともこれを踏まえた 水溶液Ⅰの授業をお願いしたい」との 強い要請を踏まえ、正規授業との連携を重視し、現在のテーマを選定しました。

授業はインフルエンザが流行する時期で、参加児童数が懸念されましたが、正規授業時間内ということもあり、欠席者が若干いたものの、ほとんどの児童が出席しました。児童たちは集中して授業を受け、グループ活動でも協力的な姿勢が見られ、非常にまとまりのあるクラスでした。

また、理科専任の担当教諭は授業の全時間にわたり同席し、熱心にメモを取りながら受講されました。校長先生や副校長先生も業務の合間を縫い、随時授業を聴講されました。

テーマリーダーの指導は、児童の日常生活に関連付けた内容を交えつつ、興味を引き出すものであり、着実なプログラム展開によって児童たちの理解度を高めることができました。授業後には、理科担任教諭より丁寧な礼状をいただき、今回の授業を基に、教諭自身が引き継ぎ「水溶液の分析化学」をテーマとした授業を計画されているとの報告がありました。

今後も学校現場でのさらなる展開が期待されます。

以 上(宮下博文)

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