中学校の理科実験授業
「素数」を選択

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葛飾区立四ツ木中学校において、1・2年生約80名を対象に「素数」に関する授業を実施しました。この授業は、墨田区学校支援ネットワークフォーラムに参加していた葛飾区の校長先生からの紹介により実現しました。葛飾区での開催は久しぶりとなりました。

素数の授業はほぼ1年ぶりでしたので、事前のテーマ検討会で中学生向けに授業の進行手順を改善して臨みました。

授業では、まず「素数とは何か」について説明した後素因数分解を練習し、生徒たちは2人1組になり、素数を使った暗号を作成して、対面のペアに解読させる活動をゲーム感覚で行いました。数学の担当教諭やクラス担任も参加し、生徒たちは最後まで集中を切らすことなく取り組みました。

また、我々が独自に開発したこのテーマには、素数の理解を深める工夫が施されています。近年、金融やITの分野ではセキュリティ強化の重要性が高まっており、素数の組み合わせが暗号技術などに活用されることもあります

その結果、生徒たちは素数の応用を学ぶことで数学の面白さを実感し、効果的な授業になったと感じています。

以 上(松尾裕、小林慎一郎)

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