日程 | 2025年2月18日 |
会場 | 大阪市立総合生涯学習センター |
講演 | 三木直志氏(ペタビット㈱) |
参加 | 27名(うち Zoom 20名) |
今年初めての勉強会を大阪市立総合生涯学習センターで、「UI/UXが求められる背景について」というタイトルで、ペタビット㈱の三木直志氏に講演していただきました。三木さんは、関西の惣谷会員の紹介で、ペタビットマーケティング㈱の代表も兼務されております。
現在、ビジネスを成功させるためには、UI(ユーザーインタフェース)、UX(ユーザーエクスペリエンス)が非常に重要になってきています。日本においても、高度経済成長期までは良いものを作れば売れる、それが当たり前になれば、今度はユーザーニーズが重要だとなりました。そして、その次は競合商品があふれる宣伝情報合戦の時代となっています。これに伴い、現代は、ネット通販が浸透し、また、情報を得るツールもスマホ中心に代わってきています。
ユーザを取り巻くメディアの特性も詳細に説明をもとに、情報が多すぎるとかえってユーザーは選択できないという面があるそうで、ユーザーが使う?買う?の決断を促すUXデザインが非常に重要になります。ユーザーの希望するソリューションにいち早く到達させ、楽しく満足できる、体験価値のある状態に導くのがUXデザインであります。
時代のテクノロジーや価値観の変遷に合わせ、マーケティングも製品中心、顧客中心、価値主義中心と推移し、現在は経験価値主導のマーケティングの時代といえます。AIの普及で、新たな展開があるかもしれませんが、興味深いところです。
これらのUI/UXの求められる背景の説明の後、無印良品の収納家具用品のネット販売の例、神戸市公式ホームページの実績をもとに具体的に説明していただきました。
また、これらのユーザー体験時代を見越して展開してきた学童少年野球向けサービス「ポップアスリート」や大阪・関西万博の関わりから企画している地方創生の共創プラットフォームサービスについても紹介いただきました。
以上(岡本正敏)