横浜・若葉台里山見学会に参加
DF環境部会自然保全活動分科会訪問記

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3月15日(土)、DF環境部会・自然保全活動分科会メンバーが「横浜若葉台団地」を訪問し、提携先のNPOブルーアース会員である西村高志氏(同団地の住人)の案内で、敷地面積90haの団地の里山の自然保全状況を見学したのでご報告します。

私たちDF環境部会メンバーは、10年ほど前から平塚のゆるぎの里で遊歩道整備など自然保全活動を継続してきましたが、提携先のNPO法人ブルーアースも同様の里山保全活動を長年実施しているとの話を聞き、一度メンバーで訪問してお互いの活動の情報交換を実施することになりました。

初めて訪れた若葉台は、東急田園都市線の長津田駅または青葉台駅、もしくはJR横浜線の十日市場駅からいずれもバスで20分程度のところに位置し、交通の便はまずまず。 約40年前に神奈川県住宅供給公社が最初に手掛けたモデル住宅団地で、総面積90haの広大な土地に中層(5階建)、高層(10, 13, 14階建)のアパート74棟、13,000人が住む大規模台地。その特徴は元々の丘陵地の地山を残したため緑が多いこと。 その面積は樹林地が3ha、グラウンド及び遊水地を入れると何と4.7haにも広がっています。

若葉台公園愛護会会長でもある西村氏が特に推したのが、樹齢173年の檜の大木の切り株。それは既に廃校となった高校校舎内に鎮座していました(写真左)。そして、その檜が育った場所は団地の北東の地山で、その切り株が下の写真です(写真中央)。

団地の北部中央のバスターミナル付近にイトーヨーカ堂、中華料理店、コーヒーショップ、地区管理センターなど、日常生活に必要な品物やサービスを扱う小売店、ショップが並ぶショッピングセンターがあり、だいたいのものはここで足りるようで、夕方ともなれば多くの住民が買い物に集まってくる。

そこの市民サービス窓口棟に誰でも利用できるくつろぎスペースがあり、そこに陣取ってスーパーで買ってきたビールと寿司で反省会を持った。

西村氏には更に詳しく団地住民の動きなどを熱く語って頂いた。氏にお願いされたのは、スライスされた樹齢173年の檜。何でも横浜開港より12~13年も前にこの木が誕生したので、開港記念に関係するイベントや団体に引き取ってもらえたら、ということでした。何か有力な歴史上の物語が必要であると言う感想を持って、冷たい小雨の降る中帰路に着きました。

特定非営利活動法人ブルーアースは、DF会員でもある三竿郁夫さん(1159)が代表を務めるNPOで、青い地球を次世代にをモットーに、「おもしろ理科実験教室」や「おもしろ環境実験教室」はじめオープンサロンなども毎月開催しています。DFとは2024年4月に相互に提携団体の契約を締結しています。

以 上(自然保全活動分科会リーダー 平井隆一)

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