近年、小中学生向けの理科実験において、プログラミングの需要が高まっています。これに対応するため、株式会社日鉄ソリューションズ(NSSOL)は、ノンコーディングで視覚的にプログラミングの仕組みを学べるツールを開発しています。
DF理科実験グループでは岩橋良雄会員(915)から、古巣のNSSOL が開発したK3Tunnelを活用する提案があり、平井浩二会員(394)を中心にメンバーがプログラミング教室を企画検討し、独自のワークシートを作成、テーマ「プログラミングをしてみよう」を完成させ、理科実験の出前授業を行っています。
こうした取り組みが評価され、2024年3月7日、DF理科実験グループは「ビジュアルプログラミングの普及に貢献した」として、NSSOLより表彰を受けました。
岩橋さんは、NSSOLが開発した子ども向けプログラミングツール「K3Tunnel」の中から、理科実験に適したメニュー「迷子の動物おたすけ大作戦」を選定。DF理科実験グループのメンバーに使い方を伝え、2024年度にはこのプログラムを活用した理科実験を3回実施しました。
さらに、2024年には新たな低学年向けのテーマ「ジハンキーのひみつ」を完成させ、理科実験の題材として追加。今後、DF理科実験グループでは、この2つのテーマを各学校に紹介し、子どもたちに楽しく学べる機会を提供していきます。

岩橋さんからのメッセージ
DF理科実験教室「プログラミングをしてみよう」では(株)日鉄ソリューションズ(NSSOL)が開発したK3Tunnelを活用している。NSSOLは日本製鉄グループに属し、システムソリューションとエンジニアリングを担っており、K3Tunnelは、多数の子供たちがプログラミングに馴染み、将来立派なシステムエンジニアに育ってくれることを期待して、約10年前から開発・普及を続けられており、今では10個のメニューがそろい、Webから無償利用できるようになっている。昨年は60回の出張授業を行い延べ約1800人の子供たちが受講するまでに育ち、その実績を評価されこのたびNSSOL社では社長賞を受賞されたとのこと。
DFでは子供たちに『自ら考える力をつけてもらう』という基本方針のもとNSSOLメニューの中の「迷子の動物おたすけ大作戦」と「ジハンキーのひみつ」を活用し、DFらしい工夫を加え子供たちに寄り添った指導を進めている。このDFの活動に対し、K3Tunnel普及に貢献してくれている、と評価していただきNSSOLから感謝状をいただいた。
さらなる普及活動をお願いしたいと背中を押されたのだと思うので期待に応えるべく頑張りたい。




以 上(小林慎一郎)