日時 | 4月16日(水)13:00~16:00 4月26日(土)13:00~16:00 |
参加 | 13名(16日) 12名(26日) |
家族と楽しむ「DFハーモニープロジェクト」の一環として、江戸東京の街歩きを企画しました。
今回は「文京・江戸川橋で歴史と文化に触れるひととき」と題し、神田上水から目白台界隈を、ゆったりと散策しました。
コースには、桜の名所として知られる江戸川公園、俳聖・松尾芭蕉ゆかりの関口芭蕉庵、肥後細川庭園、永青文庫など、文化と自然の魅力あふれるスポットを巡りました。近代建築の傑作・東京カテドラル聖マリア大聖堂や、バラ庭園が美しい鳩山会館にも足を運び、時を超えて受け継がれる歴史を肌で感じることができました。
参加者は、80歳後半のベテランから最近入会された60代の会員まで。坂道の高低差をものともせず、笑顔と会話があふれる半日となりました。春の日差しを浴びながら、世代を超えた交流とともに、文京の歴史と文化をじっくり味わう、心豊かなひとときとなりました。


行程
江戸川公園
神田川沿いに広がる緑豊かな公園です。桜の名所として知られ、春には多くの花見客で賑わいます。遊歩道やベンチも整備され、四季折々の自然を楽しみながら散策できる憩いの場です。

関口芭蕉庵
俳聖・松尾芭蕉ゆかりの地に建つ、静かな草庵風の施設です。芭蕉の俳句や生涯にふれながら、落ち着いた庭園の景色を楽しむことができます。文人墨客の息吹を感じる隠れた名所です。

肥後細川庭園
細川家ゆかりの回遊式庭園で、美しい池や石灯籠が点在します。広々とした園内は、春の桜や秋の紅葉が見事で、都心とは思えない静けさに包まれています。茶室も併設されています。

永青文庫
細川家伝来の美術品や歴史資料を所蔵・展示する美術館です。武具、書画、茶道具など多彩なコレクションを通じて、日本の歴史と文化を深く味わうことができます。特別展も随時開催されています。

東京カテドラル聖マリア大聖堂
丹下健三設計による近代建築の名作で、巨大な十字架型の外観が印象的です。荘厳な内部空間は、訪れる人に静かな感動を与えます。ミサやコンサートなども行われる、東京を代表する教会です。

鳩山会館
「鳩山御殿」とも呼ばれる、昭和の政治家・鳩山一郎の旧邸です。洋風建築と美しいバラ庭園が特徴で、館内では当時の生活ぶりや歴史資料を見ることができます。季節の花も見どころです。

「文京区の歴史と文化に触れるひととき」を楽しむ
(生野雄一会員)
4月16日は総勢13人で、やわらかな陽射しのなかを語らいながらの3時間はあっという間でした。途中、永青文庫が休館中だったり、坂道を喘ぎながら鳩山会館に到着して4時直前に玄関に滑り込んだものの閉館を告げられたりのハプニングも、この企画のお愛嬌です。椿山荘脇の oto no ha Café でお聞きした寺尾さんの「文京区愛」のお話も味わい深いものでした。小林さん、森川さんのアレンジの妙に感謝しつつ、次回を楽しみにしています。
※主催者註:永青文庫は展示物入れ替えで、16日は休館中で、26日の2回目の時が再開初日でした。鳩山会館は16時閉館前ぎりぎりに飛び込んだのですが、庭園を見ることができませんでした。その代わり、参加していた寺尾さんの文京区歴史の奥深い講話を聴く時間が出来ました。
ハーモニープロジェクト第3弾「江戸東京街なか散策」に参加して
(柳澤達維会員)
4月26日、小林さん森川さんの案内により、曇り空の下、時に肌寒い風を感じながらも、目白台界隈を巡る散策に出かけました。 まずは神田川沿いに江戸川公園の緑の中を歩き、ひっそりとした関口芭蕉庵へ。情豊かな肥後細川庭園を経て、歴史を感じさせる永青文庫へ向かいました。 荘厳な佇まいの東京カテドラル教会、そして最後に大正ロマンが香る鳩山会館へ。
参加者にとって、これらの場所は「名前は知っているが、来場者は初めて」「何度も通ったことはあるが、中に入るのは初めて」という場所ばかり。 実際に足を踏み入れ、それぞれの歴史や背景に触れることで、新鮮な驚きと発見に満ちた時間となりました。
コースの途中、それぞれの過去の記憶と重ね合わせるようなひとときも。 天気はあいにくの曇り空でしたが、かなり落ち着いた雰囲気で庭園や建築をじっくり見学でき、心地よい疲労感とともに、知的好奇心を満たされる学び多き午後となりました。
以 上(小林慎一郎、森川紀一)