地域デザイン総研
人生100年社会デザイン財団との連携
マギーズ東京訪問

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人生100年社会デザイン財団主催の講座「人生後半のデザインを考えませんか?」には、地域の活動に貢献する施設を見学するリサーチツアーがあります。今回は第二回目で豊洲市場にある「マギーズ東京」を5月24日(土)財団とStudio-Lの2名を加え5名の参加者を得て訪問しました。

二人に一人ががんを患うといわれていますので、DFの皆さまにも役に立つ施設と感じました。

1996年「がん治療中でも、ほっと自分を取り戻せる場所」として英国エジンバラにマギーズセンターが誕生しました。がんで治療中だったマギー・ジェンクスさんの願いを夫のチャールズ・ジェンクスさんが実現したものです。日本にもとの声が高まり、2016年共同代表の秋山正子氏と鈴木美穂氏とでマギーズ東京がオープンしました。運営は全て寄付で賄っているそうです。

「がんに影響を受けたすべての人の第二の我が家のように」と謳われていて、がんを経験している人とその家族や友人、医療者など、がんに影響を受けているすべての人が戸惑い不安なとき、無料で利用できる場所です。

がんが心配で診断や検査結果を待つ間、治療中、治療が終わった後、身近な人ががんといわれたとき、大切な人を見送った後など、あなたが必要な時にいつでも利用して下さい。ほっと一息、肩の荷をおろして、くつろいでみませんかと記しています。

がんサポートの豊かな知識と経験をもつ看護師や心理士・保健師・栄養士などの専門家が、じっくり話を聞いて一緒に考えてくれます。治療についての不安、情報の選び方、家族のこと、学校や仕事、お金のこと、身近な人のがんとの向き合い方、そして病院や自宅で話しにくいことで思い悩むことなどです。

施設は、豊洲市場のある市場前駅から徒歩7、8分の場所で、平屋で木のぬくもりを感じさせる、ゆったりとしたスペースです。

4年前に前立腺がんを治療し、その時いろいろ調べた経験のある私を含め、来場者全員がこの施設のことを知りませんでした。二人に一人ががんを患う時代です。頭の中に留めていただくと、お役に立つことがあると思います。

参考URL:マギーズ東京 | ようこそ、マギーズ東京へ

以 上(保坂洋)

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