石澤泉会員の論文が
『Direct Marketing Review』 に掲載されました。

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石澤泉会員(1472)は、ディレクトフォースの企業支援グループに参加して企業支援を行う一方、経営戦略やマーケティングマネジメントなどの研究を行い、実務と研究の両面から、ビジネスの領域に関わっています。

このたび、石澤会員の論文が、『Direct Marketing Review』 (2025, Vol.24, 日本ダイレクトマーケティング学会)に掲載されました。タイトルは、「ダイレクトマーケティング研究における理論的視座の再検討」です。

この論文では、「ダイレクトマーケティング」という概念がどのように生まれ、そして今どのように変化しているかを考察しています。
もともと、テレビや新聞といったマスメディアを使った「マスマーケティング」が主流でしたが、1980年代以降、企業はより個々の顧客に直接アプローチする「ダイレクトマーケティング」に注目するようになります。
さらに、近年ではインターネットやSNSの普及により、顧客のデータを活用して最適なタイミングや内容で情報を届ける「データドリブン」や、一人ひとりに合わせた提案を行う「パーソナライズ」がマーケティングの中核的な考え方となっています。

本論文は、こうした流れの中で、ダイレクトマーケティングという用語自体は陳腐化してきたものの、近年、マーケティング研究において注目されている三つの視点、「リキッド消費」、「IoT」、「オムニチャネル戦略」に着目し、これらが、ダイレクトマーケティング研究の視座としてどのように交差し、現代的な再定義を促すかを考察しています。

以 上(石澤泉 1472)

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