環境教育分科会は3年前から専修大学(春は生田校舎、秋は神田校舎)でSDGs・CN連続講義を行っている。6月6日、本連続講義の第3回目を行ったので簡単に報告する。
講義時間は90分で、前半を石毛、後半を河井が担当した。
前半の講義
「電力システムの課題と対策~通信電力システムのIT化と融合を考える~」
カーボンニュートラル(CN)時代は、
- 電力の時代
- 電力電気エネルギーの監視と制御は通信との融合が必須
- 今後の制度設計と電力プラットフォーム構築
が重要となることを語った。
後半の講義
「テナントビルにおけるビルエネルギー管理システム(BEMS)導入事例」
テナントビルにおけるビルエネルギー管理システム(BEMS)導入事例を、コンサルタント経験をもとに行なった。また、各メーカーへの情報提供依頼(RFI)、提案見積依頼(RFP)など、実社会に出て業務を行う段階で役に立つ用語の説明なども行った。

学生に課題を与えてレポートを書かせる
講義の終わりに、学生に課題を与えてレポートを書かせている。
今回の課題は、
「インフラ事業に関して、国営か、民営か、中間的な事業体制にするか、今後どの様に運営したら国民の為になるか」
多くの学生の意見は、民営+中間的な事業体制であった。
最後に学生Mさんの感想を以下に記す。
「今回の講義を通じて、電力やエネルギーに関する知識を深める事が出来ただけでなく、これからの社会で必要とされる視点や考え方にも触れることが出来た。エネルギーは、私達の暮らしに欠かせないものであり、それを支えるシステムや技術にもっと関心を持って学んでいきたいと思う」
以 上(石毛謙一、河井興正)