「授業支援の会」月刊レポート 2025年9月

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私立中高一貫女子校の田園調布学園では、「豊かな教養を培う土曜日」と題して、2002年からリベラル
アーツとしての土曜プログラムを設けています。
生徒は約170講座から自由に選択し、興味・関心を深め、視野を広げることを目的として学年横断型の
授業に臨みます。授業支援の会は、この土曜プログラムに毎年講師を派遣しています。
「世界を生きる」という分野のもと「視野を世界に」と「自由テーマ」の2つのコースに参加、
年間を通じて18名の講師が講義をしています。
学校での対面授業が基本ですが、9月6日に初めての試みとして、講師の水口泰介さんがオンライン授業を行いました。テーマは「BTSは知っているけど意外に知らない隣の国~私のソウル駐在記~」。参加生徒は中1から高2まで40人を超える人気講座で、2つの教室に分かれて進行しました。
学校の協力により各教室にカメラを設置、教室の様子が講師にも見えるようにして、水口講師は自宅からリアルタイムで授業を配信。歴史、文化、駐在時の仕事の体験やソウルの街の様子など幅広いテーマを取り上げました。クイズを織り交ぜながらの講義で、各教室には授業支援の会の藤吉、東郷がサポートで入り、クイズの挙手の人数や生徒の様子を知らせるなどカメラだけではわかりにくい情報を水口講師に伝えながらの連携でした。
グラフやデータ、写真をふんだんに取り入れ個人的エピソードを交えての話に、多くの生徒が「とても
興味がもてた」「よく理解できた」と授業後のアンケートに回答していました。
オンラインの環境でも、リアルタイム配信の場合は、生徒と双方向のコミュニケーションを取りながらの授業の可能性があることを感じました。
                                     

オンライン授業の様子

9月の授業実績

日程授業校学年生徒数派遣講師数
9月6日田園調布学園中学1年~高校3年約130名4名
9月17日太田市立南中学中学2年生約60名2名

以 上(東郷真美子、藤吉文子)

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