| 日時 | 2025年10月9日(木)13:30~16:30 |
| 場所 | スタジオ751 |
| 参加 | 14名+Zoom 6名 |

1. 技術部会の実施状況・今後の予定の報告 (山崎哲也会員)
- 8月26日に第4回定例会・医療懇話会主催の講演会を実施
- 10月20日に国立天文台野辺山宇宙電波観測所見学会を予定
(同日、星空ツアーも企画、翌日は、希望者10名でゴルフ会を開催予定) - 12月5日(金)医療懇話会主催の講演会(鶴岡正吉会員;「錯覚について」)及び忘年会を行う予定
2. DF本部からの報告 (矢島健児事務局長)
3. リスクセンス推進研究会の報告 (石毛謙一会員)
4. 経済産業懇話会からの報告
5. 医療懇話会からの報告(赤堀智行会員)
6. 理科実験グループの活動報告(加藤信子会員)
- 8月、12月の教室数が少なく、昨年より減少の見込み。
- 10月25日(土)に国立青少年教育振興機構(「ゆめ基金」の母体)開催のキッズフェスティバルに参加予定
7. 講演 「宇宙の利用」
(JAXA 第一宇宙技術部門
衛星システム開発統括 富田英一氏)

衛星リモートセンシング
- 気象変動観測衛星による温室効果ガス観測結果説明
2024年の世界平均気温がパリ協定の+1.5℃を上回る+1.55℃になっている。
温室効果ガス排出の実績をきちんと解析できるようになっている。
(各国政府の回答を検証する。) - Earth Care 衛星プロジェクト
(日本とEUが合同で、観測衛星を製造、打ち上げ 米国バンデンバーグ基地よりファルコン9にて)- 雲の鉛直方向の分布と速度測定
- エアロゾルの観測
- 多波長画面を利用した気候モデルの精度向上
日本の衛星システム(みちびき);政府主導
- 準天頂システムにより現在7機体制を将来的には11機体制に増やす見込み。
- 世界各国で新規参入の動きあり。また異業種からの参入もあり競争が激化。
(今までのような国営ではなくなってきている)
新規の人工衛星開発
- 現在開発中の9号機は、イオンエンジン搭載のオール電化。
フルデジタル衛星通信ペイロード(指令信号により観測内容の変更可) - イオン(キセノン)エンジンを活用し高度300kmの低軌道で人工衛星
(つばめ)を飛ばせるようになっている。(ギネス認定)
質疑応答
- 現在の日本の技術の立ち位置とその基礎にあるもの
→ 結構いいところにある。 基礎として半導体技術、電池改良技術がある。 - 温室効果ガスの排出の季節変動について
→ 専門家に相談の上、回答する。(北半球は、夏場は光合成により減少するが、南半球は大陸が少ないのであまり、夏冬格差がない。) - リモートセンシングの周回軌道
→ 探査の目的に応じて、目的地の上を通過する周期を決める。(何日に一回) - 衛星軌道の割り当て
→ 周波数の割り当てで決めているが、争奪戦になっている。(ペーパーで枠取りする国もあり)
以上(山崎哲也)



