「音って何だろう」プログラムが進化を重ねています。
第26番目の新テーマ「音って何だろう」は、スタート直後から多くのリクエストをいただき、実践を重ねるごとに改良が進んできました。戸田開発テーマリーダーを中心に、教室終了後には毎回反省会を開き、参加児童の反応や関心の方向を分析しながら、プログラムの改善が精力的に行われています。その積み重ねの成果として、今回の「ふるさと新座館」での地域教室では、E.L.レベルとしても完成の域に達したと言えるほど、充実した内容となりました。

地域と共に: 1〜6年生と保護者が一体で学ぶ
主催者からは「兄弟姉妹の少ない子どもたちに、地域教室で“疑似きょうだい体験”をさせたい」との強い要望があり、1〜6年生を網羅し、保護者も一緒に受講する形で実施されました。主催者側が作成した募集チラシも見事で、地域ぐるみの期待が感じられるイベントとなりました。
音を「見る」「聴く」「触れる」: 体験の連続
授業では、当日の山之内テーマリーダーの主導のもと、オシロスコープによる波形の可視化や多様な音響実験を通じて、まさに“音を観察する”プログラムが展開されました。子どもたちは目を輝かせながら、音のふしぎを体験していました。
また、「振動で感じる音」「空気を媒介とした音の伝達」「糸電話による会話」「水の音階づくり」など、多彩な実験が次々と行われ、参加者全員での演奏・合唱も盛り上がりました。板書ではなく、体験を通じて学ぶ──まさにDF理科実験グループならではの教室となりました。



次への期待: ふるさと新座館から再要請
教室終了後、主催者のふるさと新座館からは、早速「次回開催をぜひ」との要請をいただきました。今回の成果を踏まえ、今後も子どもたちが五感で科学を学ぶプログラムを、さらに広げていく予定です。

以 上(宮下博文)