平塚・ゆるぎの里作業報告
2025.10.15

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環境部会自然保全活動分科会では、秋の訪れが始まった10月15日(水)に、本年2回目の平塚のゆるぎの里ハイキング道整備作業を行いましたのでご報告致します。

当日は朝方に雨が降りましたが8時ごろにはやみ、歩きだした頃は晴れ間も見えるまずまずの天気でした。本年5月に行って以来の活動です。あらかじめ中央日土地様から現地に関する情報があり、急遽有志で事前に下見を行いました。その結果、いつも整備しているハイキング道は流水等による倒木で荒れており、整備してもハイカーが入ってくるのは危険と判断。今回はより多くの人が利用する尾根筋のハイキング道を整備することにしました。

いつものように中央日土地様の事務所に伺い、事務所2Fで着替えをした後、今日の作業について中央日土地様とすり合わせを行って出発。秋の訪れを感じつつ、里山の中を現地に向かいました。

いつもはくっきり見える丹沢連山も今日は頭が隠れていて下の方しか見えませんでしたが、あの厳しい暑さが去った快適な気温の中、初めて参加の方に道々、古墳などを紹介しながらゆっくりと穏やかな里山を歩きます。

遠くに見えたゆるぎの丘がだんだんと近くになり、少し汗をかき始めた頃到着です。早速、いつものように大きなえのきの木の下で各自が思い思いに買ってきた弁当、おにぎりなどで昼食を摂りました。その後、写真撮影をした後、中央日土地様と合流、今回は中央日土地様も加わって、一緒に作業です。皆でゆるぎの丘から尾根道を登って、作業予定地に向かいます。

メンバーは三竿、矢澤、矢野、花田、初参加の岸田、平井、高橋に加えて、環境部会と提携しているブルーアースから松岡さんが加わって8名。中央日土地様から5名。合わせて、総勢13名です。今回はゆるぎの丘から鷹取山へ向かうハイキング道の急こう配に階段ステップを設置する作業です。

階段ステップ用の杭や横木は中央日土地様が国土緑化推進機構の「緑の募金事業」に応募し、当選されて得た補助金を使ってあらかじめ購入し、作業場所の近くに用意しておいていただきました。スコップ、穴掘り道具、ノコギリ、鍬、かけや(大ハンマー)等の得物も近くまで運んでもらいました。

作業前に全員で記念写真を一枚。

いよいよ得物や部材を各自が抱えて、作業場所に向かいます。到着し、早速状況の確認です。 急こう配の場所を確認し、かなり広範囲にわたるため、下の方から徐々に階段を設置していくことにしました。

まずは、横木の丸太を置いてステップの位置を決めます。鍬で場所を整地しながら、水平かつ次の階段と並行になるよう慎重に場所決めしたら、杭を打つ部分に穴開け機で少し穴を掘ります。そこに杭をさして一人が杭を支える、もう一人がかけやを持って、少しずつ杭を打って行きます。ある程度打ったら、杭を支えていた人は外れてかけや担当がかけやを振り上げて、力一杯、杭を打ち込んでいきます。杭が入ったら、最後に横木の上部を杭やスコップで平らにします。各自が作業を分担しながら進めます。

時々、休憩を取りながら、水分補給を行って、約2時間作業をしました。予想以上に作業がはかどり、予定では10段ぐらいを考えていましたが、結局15段の階段を設置できました。

一生懸命作業をしていたら、いつの間にか小雨が降ってきました。部材もなくなってきましたので、今日の作業はこれでおしまいにして、続きは次回に行うことにしました。きれいに設置された階段を見て、皆、満足。今日一日の作業に達成感を感じたところで撤収です。近くの場所まで、道具を運び、後片付けを行って、ここで中央日土地様の方々とは一旦お別れです。

帰りは丸太橋を見るために日之宮神社経由でディレクトフォースの森に降りて行くことにしました。思ったより荒れていた山道を慎重に降りて、いつも整備している道に出ましたが、これ以上進むのは困難と判断し、丸太橋にはよらず、下山することにしました。その途中にも倒木があり、慎重に越えて歩きます。

予定時間通り着替え場所である中央日土地様の作業事務所へ無事到着し、ほっと一息。靴についた泥を流し、汗をかいた服を着替えてさっぱりした後、中央日土地の皆様にご挨拶をして出発です。いつもお世話になっている山岸さんから新鮮な野菜をお土産にいただいて、感謝一杯。毎回、お心遣いいただきありがとうございます。

松岩寺停留所からいつものバスに乗り、平塚駅前へ。毎回お世話になっているお店に着いて、まずはビールで乾杯。今回は中央日土地様から3名の方も加わって11名です。地場で取れた新鮮な刺身に舌鼓を打ち、おいしい限定日本酒を堪能しました。話も大いに盛り上がり、懇親を深めたところで、皆満足して帰宅の途につきました。次回は12月1日に実施する予定です。皆様のご参加をお待ちしています。

以 上(高橋淳 環境部会自然保全分科会サブリーダー)

                 

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