| 日 時 | 2月2日(月)11:10~12:10 |
| 講 話 | 神楽坂まちづくりの歩み |
| 講 師 | 寺田弘会員(1117) |
| 場 所 | スタジオ751+Zoom |
今回、寺田さんが『下町育ちの正義漢』(文芸社)を上梓されたことを機に、同会員が会社退社後、心血を注いで取り組んでこられた「神楽坂のまちづくり」についてご講話をいただきました。
神楽坂地区まちづくりの会は平成3年(1991年)に発足。続く平成6年(1994年)、寺田さんは新宿区主催の「まちづくりアイデアコンペ」に応募し、「まち全体を劇場空間にする――そのキーワードは『いき』」との提案で入選を果たします。これを契機に、寺田さんと神楽坂との深い関わりが始まりました。
やがて、まちづくり憲章として「いき(粋・意気・生き)」が掲げられ、寺田さんは神楽坂に居を構え、タウン誌などの出版活動にも携わりながら、まちの魅力を内外に発信していきます。

平成15年(2003年)にはNPO法人「粋なまちづくり倶楽部」が設立され、寺田さんは理事長に就任。高層マンション建設計画といった難題にも向き合い、東京大学の西村幸夫教授の支援を得て、平成19年(2007年)には地区計画の策定にこぎ着けました。
さらに平成21年(2009年)には、神楽坂の取り組みが日本ユネスコ第1回「プロジェクト未来遺産」10か所の一つに選ばれています。

平成15年(2003年)にはNPO法人「粋なまちづくり倶楽部」が設立され、寺田さんは理事長に就任。高層マンション建設計画といった難題にも向き合い、東京大学の西村幸夫教授の支援を得て、平成19年(2007年)には地区計画の策定にこぎ着けました。
さらに平成21年(2009年)には、神楽坂の取り組みが日本ユネスコ第1回「プロジェクト未来遺産」10ヵ所の一つに選ばれています。
その後も、地域の商店主や花柳界の方々の尽力と相まって、神楽坂は多くの来訪者で賑わうまちへと成長し、平成28年(2016年)には東京都と連携した「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり」が開催されるなど、文化と暮らしが調和する舞台がまちに託されました。
寺田さんの信条は、
- 人を大切にすること
- 住民の中に深く入り込むこと
- 情熱をもって語ること
- おかしいと思うことには正面から向き合うこと
に集約されます。さらに、数多くの出版物から得た印税を資材として惜しみなく投じ、自ら実践する姿勢によって、確かな成果を積み重ねてこられました。

寺田さんの歩まれた人生とまちづくりの実践は、観光立国研究会地域おこし分科会、さらには地域デザイン本部が取り組む活動にとっても、多くの示唆と教訓を与えてくれるものでした。

ご本人は、まちづくりを全身全霊で成し遂げ、今は「ぼ~っと」過ごしていると話されておられますが、お見受けしたところ、まだまだ、87歳 意気軒高で頑張っておられます。
以 上(小林慎一郎)