| 日 時 | 5月12日(火)15:00~18:00 |
| 講 演 | 「AI 時代の想像力・創造性 ―対話し問い続けながら生きること―」 |
| 講 師 | 内田伸子氏 お茶の水女子大学名誉教授 |
| 会 場 | 航空会館 |
| 参 加 | 会場45名 Zoom35名 計80名 |

講演
今回は、お茶の水女子大学名誉教授であり児童心理学・発達心理学の第一人者である内田伸子氏をお迎えし、「AI 時代の想像力・創造性―対話し問い続けながら生きること―」をテーマにご講演いただきました。
近年、子どもたちは長時間インターネットや生成 AI に接する環境の中で育っていますが、そうした時代だからこそ、人間に固有の力である想像力や創造性、そして主体的に考える力の重要性が改めて問われています。
講演では、乳幼児期から青年期に至る認知発達の研究成果や国際比較研究をもとに
・想像力がどのように生まれ育つのか
・その基盤となる経験や言葉、対話の役割
・遊びや豊かな体験が非認知能力や学びの力を育むこと
・家庭や教育環境が子どもの成長にどのような影響を与えるのか
・子供の育成過程について
など、具体的な研究事例を交えて、分かりやすくお話しいただきました。
なかでも、幼児期の親の接し方でその後の子供の伸びに差がでる、という研究結果は、教育ボランティアに取り組む会員にとって、大変参考となるもので、子どもと楽しい経験を共有する接し方、3つのH(ほめる・はげます・ひろげる)の言葉かけ、遊びを通じた「アクティブラーニング」が鍵である、という研究成果は納得のゆくものであると感じます。
AI が急速に発展する時代において、人間が人間らしく生きる力とは何か?
読む、書くことによる脳の発達、知識はAIに任せても、教育を通じて、自分で考え、生きる力を養うこと、など、教育や社会のあり方を考える貴重な機会となるご講演でした。
当日のプレゼン資料PDFの掲載を内田先生より許可頂きました。
詳細な資料ですが、先生の説明は大変分かり易く、笑も出るなど楽しいものでした。
右の絵をクリックしてPDFをご覧ください
内田伸子先生のプロフィール
【現職】
IPU・環太平洋大学教授,お茶の水女子大学名誉教授,十文字学園女子大学名誉教授.
【専門分野】
発達心理学,言語心理学,認知科学,保育学.
【履歴】
お茶の水女子大学文教育学部卒業,同大学院修了,学術博士(Ph. D. in Psychology)
お茶の水女子大学大学院教授, 同大文教育学部長,子ども発達研究センター長,
お茶の水女子大学理事・副学長,2012年~筑波大学常勤監事, 2019年~現職.
【主要著書】
『世界の子育て―貧困は超えられるか』(金子書房,2012),
『子どもの見ている世界―誕生から6歳までの「子育て・親育ち」』(春秋社,2017)
『発達の心理―ことばの獲得と学び』(サイエンス社,2017),
『AIに負けない子育てーことばは子どもの未来を拓く』(ジアース教育新社,2020)
『想像力ー生きる力の源をさぐる』(春秋社,2023) 他多数
【受賞歴】
国際賞・功労賞(日本心理学会,2016), 文化庁長官表彰受賞(2019)、文化功労者 (2021)
《叙勲》 瑞宝重光章 (2023)他.
【社会活動】
NHK「おかあさんといっしょ」の番組開発・コメンテーター,
ベネッセの子どもチャレンジの監修,
しまじろうパペットの開発,創造性開発の知育玩具「エポンテ」シャチハタとの共同開発、
絵本やことば遊び図鑑の企画・監修など.
紹介
講演交流会では、最後にDF内各組織の活動を順次紹介しています。
今回は「柏の会」の紹介でした以下資料をご参照ください。
新入会員の紹介では、当日参加の荒川良浩さん(1572)より挨拶がありました。


以 上(横山英樹)


