生命の設計図に迫る ― 新テーマ『DNAを見つけよう』

  • LINEで送る

DF理科実験グループの新しい実験テーマとして、「DNAを見つけよう」が加わりました。

DNA(デオキシリボ核酸)は、すべての生き物の細胞の中に存在し、その生物がどのような姿や性質を持つかを決める「生命の設計図」とも呼ばれる重要な物質です。近年では、病気の診断や治療、創薬、農業・食品分野、さらには犯罪捜査や環境保全など、私たちの暮らしに深く関わるさまざまな場面で活用されており、その重要性はますます高まっています。

また、中学校・高等学校の理科や生物の学習においてもDNAは重要な学習テーマとなっており、生命科学を理解する上で欠かせない基礎知識となっています。

DF理科実験グループでは、2025年以降、多くのメンバーが参加して検討を重ね、「目には見えないDNAを、子どもたちにどのように分かりやすく伝え、実際に体験してもらうか」をテーマに教材開発を進めてまいりました。

その成果として、このたび三菱みなとみらい技術館および大田区立相生小学校のご協力を得てパイロット授業を実施しました。授業では、子どもたちが自らの手でDNAを取り出し、その存在を目で確かめることで、生命の不思議や科学の面白さを実感する様子が見られました。こうした成果を踏まえ、本テーマを正式な理科実験メニューとして採用することといたしました。

パイロット授業の実施にご協力いただいた両施設の皆様に、心より感謝申し上げます。

相生小学校ニュースレター

実験では、薬品やアルコールを用いて細胞を壊し、普段は見ることのできないDNAを白い綿状のかたまりとして観察します。子どもたちは、自分の手でDNAを取り出す体験を通じて、「生命の設計図」が実在することを実感できます。さらに、取り出したDNAを観察した後は、ビーズを組み合わせてDNAの二重らせん構造模型を製作します。DNAの働きや構造について楽しみながら学び、生命科学への興味と理解を深めることを目指しています。

ホームページの実験メニュー一覧

理科実験メニュー

28番目に新テーマが記載されています。

以 上(小林慎一郎)

  • LINEで送る
pagetop