6月15日、DF理科実験グループは東京小児療育病院において理科実験を実施しました。
東京小児療育病院は、医療型障がい児入所施設(18歳未満)および療養介護事業所(18歳以上)として、利用者の医療・療育・生活支援に取り組まれている施設です。
今回の実施は、医療関係者との交流の場でDF理科実験グループの活動をご紹介したことがきっかけとなりました。その際、「入所されている方々にも理科実験を体験していただけないだろうか」とのご相談をいただき、グループ内で検討を重ねた結果、実施することとなりました。
理科実験グループでは、普段は小・中学生を対象に活動していますが、今回は参加される方々の状況に配慮しながら、実験テーマ「音って何だろう」の内容や進め方を見直し、音や振動を体感できるよう工夫を加えて実施しました。
当日は10歳代から50歳代までの5名の施設利用者の皆様にご参加いただきました。車椅子やベッドを利用されている方々が中心で、外見からは反応が分かりにくい場面もありましたが、実験が進むにつれて、音や振動に注意を向けたり、表情や動きに変化が見られたりする場面があり、私たちにとっても大きな励みとなりました。



た、参加者お一人おひとりに介助者の方が寄り添い、適切な声掛けや支援を行ってくださったおかげで、安全かつ円滑に実験を進めることができました。病院職員の皆様のきめ細かなご協力に、心より感謝申し上げます。



当日は理事長、院長、評議員をはじめ、多くの関係者の皆様にもご見学いただき、本活動への高い関心と期待を感じる機会となりました。
実施後の意見交換会では、理事長、介助者、事務局担当者の皆様から、
- 音に関する説明は、さらに分かりやすく平易な内容にするとよい。
- 利用者(子どもたち)だけでなく、職員にとっても大きな刺激となる有意義な企画であった。
- 今後はさらに多くの子どもたちに体験してもらいたい。
といったご意見をいただきました。
これに対し、理科実験グループからは、
- 小・中学生向けの理科実験に加え、このような新たな支援活動の可能性を知ることができたこと
- 利用者の皆様や職員の皆様のご感想を伺いながら、より良いプログラムへ改善していきたいこと
をお伝えしました。
今回の活動を通じて、利用者の皆様が日々の生活の中で少しでも楽しみや新たな発見を得られるよう支援されている病院職員の皆様の熱意と献身に触れることができました。
理科実験グループは「未来の科学者・技術者を育てる」ことを主な目標として社会貢献活動を続けています。しかし、科学の楽しさや驚きを分かち合うことは、一人ひとりの心に新たな発見や喜びをもたらし、日々の暮らしをより豊かにする力を持っています。
参加者の一人として、今回の経験を大切にしながら、さまざまな方々の年齢や置かれた環境を超えて、理科実験の楽しさを届けていけたらとの思いを強くしました。
以 上(横山祐作)