第215回講演交流会
健康医療研究会設立10周年記念シンポジウム

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日 時7月24日(金)15:00~18:00
テーマ健康医療研究会設立10周年記念シンポジウム
「100歳社会における長寿者の幸福」
基調講演高橋龍太郎氏(元東京都健康長寿医療センター研究所副所長)
パネリスト佐藤眞一氏(大阪大学名誉教授)
黒川由紀子氏(上智大学名誉教授)
モデレータ江村泰一会員(1060)(健康医療研究会)
会 場航空会館
参 加会場42名 Zoom37名 計79名

健康医療研究会がこの6月で設立10周年を迎えたことから、今回の講演交流会は同会設立10周年記念シンポジウムとして開催されました。

はじめに、シンポジウム司会の健康医療研究会代表世話人の江村泰一会員(1060)からは、これまでの10年間の会員各位のご協力・ご支援に対する謝辞が述べられました。また、今般、同会のこれまでの活動記録等を収録した10周年記念誌が刊行されたことから、会場参加者全員に、この冊子が配布されました。

引き続き、シンポジウムに移りました。講師には老年医学の第一人者である元東京都健康長寿医療センター研究所副所長の高橋龍太郎氏、大阪大学名誉教授で老年心理学の権威である佐藤眞一氏、同じく老年心理学の権威で、上智大学名誉教授でご自身でも「黒川由紀子老年学研究所」を主宰される黒川由紀子氏のお三方にご登壇頂きました。

シンポジウムのタイトルは、先生方のご助言のもと、DF会員を含め到来しようとしている超高齢社会における
高齢者の幸福とは何かを問う、「100社会における長寿者の幸福」としました。

はじめに高橋先生より基調講演を頂きました。高橋先生は吉本隆明、森毅、V.フランクルなど幸福感に対する先哲の言葉を引用したうえで、長寿者は幸福感が高い、との調査結果を引用、その原因としての「老年的超越」という概念を紹介されました。

老年的超越とは、スウェーデンの学者トーンスタムが提唱した概念で、自己超越、社会的仮面からの超越、時空・物質からの超越を指しています。

その上で、「自我の解体」「きのこの心」=「根をもつこと」の重要性を示されました。

次に佐藤眞一氏のご講演に移りました。佐藤先生からは高齢者の心理に関する様々なデータ解析結果が示されました。それによれば、近年主観年齢の若返り現象が目立つが、これが幸福感につながっていること、また幸福に関するアダム・スミスの言葉として、幸福に至る道として「英知と徳を求める道」があること。また長年病床で痛みに耐えていた正岡子規の言葉としての、「悟りという事は如何なる場合においても平気に生きていること」は重いことばでした。

最後に黒川由紀子氏のお話として、まず、日本の超高齢社会は様々な良いことの積み重ねの結果であり誇るべき社会であること、そして、世界がフロントランナーとしての日本に注目していることを紹介した上で、「健常な高齢者とは何か」とのお話がありました。さらに、年齢を重ねて自分を振り返る=「回想法」に意味があること、日常身の回りで「ささやかな幸せ」を増やすこと、新しいことを始めることの重要性、「後悔」することは自然なことである、等々の事例が示されました。種々の個人の体験は大変参考になったのではないでしょうか。

その後それぞれの講演内容に関しての、三者間での議論に加え、フロアの参加者からもご質問を受けました。

彩遊会 山田正和会員(1132)
毎月のスケッチ会のほか、小野月世画伯による室内デッサン会、毎年のスケッチ合宿旅行、日本橋のギャラリーでの彩遊会展などが紹介されました。
何よりもメンバー同士の交流交友を大切にして、イベントのあとの懇親会も楽しく過ごしています。
DF入会後に絵画を始めた会員も多く、事務所にはメンバーの作品も展示しています。

国連UNHCR協会への協力要請(矢島事務局長)
昨年、第210回講演交流会でUNHCRの紹介がありましたところ、DF会員に今年も引き続きの支援をお願いしたいとの要請が伝えられました。

新入会員の紹介(会場出席者のみ):友納睦樹会員(1558)

健康医療研究会メンバーの岩佐俊明会員(1323)により、パネリストの皆さんへの謝辞を含め、「我々の健康長寿を願い乾杯の挨拶があり、その後、日頃の生活での留意点などについて、先生方への会員の質問が続きました。

以 上(小林慎一郎)

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