『心に火をつける講座』
富山国際大学付属高校の特進コース、2年生60名を対象に7月27~29日の3日間にわたる特別講座「心に火をつける講座」を行いました。
今回のプログラムに対しては、学校側からは、社会経験豊富な講師から現場での実務経験をベースに、生徒が将来直面するであろう課題、社会に出るまでに準備が必要なこと等について、生徒自らが何らかの気づきを得て、将来に向けて自分の軸作りのきっかけとなる”心に火をつける“ ような授業(知識の提供と挫折の経験、困難・危機に直面してどう打開したかなど体験談の組み合わせ)を要望されました。
これに対して、打ち合わせの結果、様々なテーマについて考えさせたいとの学校サイドの強い意向もあり、分野の異なる講師3名が約20名/クラスの3クラスをそれぞれ1日1クラスを担当。基調講義とグループワークとプレゼンテーションを含めて1日5時間で、3日間で同じテーマで3回の授業を行うこととなりました。
今回は、池上眞平会員が「人生交響曲 “あなたが、指揮者だ‼” “あなたが、あなたの心に火をつける‼”」、内山正人会員が「答えのない問題を考えてみる~エネルギー・環境を題材に~」、川﨑有治会員が「THE GREAT RESET~これからの世界/日本/社会はどう変わるか、その中を君たちはどう生きるか」をテーマに授業を行いました。
生徒には、事前課題として、グループワークのテーマに関する自分の考えや意見をまとめさせるなど、授業への参画意識、動機づけにも配慮、本番に臨みました。猛暑の最中でもあり、生徒の学習意欲が続くか不安でしたが、全くの杞憂に終わり、3日間、真剣で熱心な討議が続きました。




下記は、振り返りシートに記載された生徒達から沢山の決意表明、学び、気付き、感想のごく一部です。
- 「今までここまで詳しく自分の将来やキャリアについて考えることがなかったのでいい経験になった。」
- 「話を聞く時間、個人で考える時間、グループで意見交換する時間がそれぞれあり、いろんなところで理解や意見を深めれたのでよかったです。」
- 「何事にも準備がなければ何も始まらないと改めて思うようになった。なりたいことだけを考えるのではなく、それを叶えるために何が必要かも考えることが大切だとわかった。今のうちに自分の強みを見つけ、生涯役立つものを見つける。自分の弱みは必ずしも悪いことではないと気がついた。」
- 「人はいつでも変われるんだなと感じました。また人間は8割偶然と聞き、その偶然を拾えるような行動を心がけようと思いました。」
- 「多国籍の人との共生についてあまり詳しく考えることはなかったけど、この機会で班の人と深く考えるきっかけになりました。とても貴重な時間となったと思いました。」
- 「反対されても自分の意志をしっかりと持っていて、すごくかっこいいと思いました。」
- 「自分の軸を持ち、好きなことや得意なことなどで自分に自信を持ち、自立したいと思いました。」
また後日、担当の先生からも、「講師の方々の熱い想いや情熱は、世代の垣根を越えて生徒たちの心にしっかりと届き、自身も感銘を受けた。」とのお言葉を頂きました。
今回の3日間にわたるプログラムは、初の試みでしたが、生徒の皆さん一人ひとり、確かな手応え・気付きを得ることができたようです。これもひとえに学校側のしっかりとした教育方針、そして理想の探究学習の実現を目指す担当の先生の熱意の賜物と敬意を表する次第です。
また事前課題の取りまとめ、当日の資料の印刷配布を始め、校務多忙のなか、きめ細かく対応頂きましたこと、心から感謝申し上げます。
以 上(盤若浩孝)