企業ガバナンス部会の概要
企業ガバナンス部会の活動目的は、第1に新しく参加された会員の多くが希望する「再就職支援の場」、第2に現役の役員・社外役員およびそのOBの方々のための「自己研鑽の場」の2つがあります。

すなわち、コーポレートガバナンス・コードが期待するような社外役員候補人材を育成し、経験者であれば体験に基づきあるべき姿を更に追求する研究の場を提供すること、を通じて上記2つの目的を実現したいと考えています。従来から、企業ガバナンス部会のテーマを「実効性ある企業統治に貢献できる社外取締役・監査役等になるために」と定めていましたが、この度更にその趣旨を明確にしました。
自己研鑽の場としては、以下2つの活動があります。
- 各界の著名な講師を毎月お招きし、タイムリーなテーマに基づいたお話を伺いながら、併せて質疑応答することでより理解を深められる「セミナー」と、
- 自らの企業経営における経験を踏まえたうえで、コーポレート・ガバナンス上の今日的な諸課題を小集団で議論しながら研究し、その成果をまとめ毎年1回発表する「研究会」があります。
これらの運用にあたっては、活動経験豊富な世話役が従事し、皆さんの活動をサポートしています。
企業ガバナンス部会セミナー ご案内
企業ガバナンス部会月例セミナーは、2013年以来毎年継続的に行われており、現在第18クールを迎えています。
第18クール月例セミナーは、2022年9月から2023年6月まで、毎月1回合計10回開催します。それぞれ開催の都度、事前に案内を差し上げますので、お申し込みの上奮ってご参加ください。
詳しくは セミナー案内 をご覧ください。
1.研究会発足の経緯
研修会で講義を聴くだけでなく、お互いの自己研鑽・情報交換を図るためにも研究会を持ったらどうかという「監査役部会」メンバーのアンケートを受け、第2クールから開催しています。
これまでに
- 「M&Aと監査役」
- 「企業不祥事と内部統制」
- 「大和銀行事件に学ぶ内部統制」
- 「粉飾決算の防止と監査役 — カネボウ事件とDF企業ガバナンス部会 アンケート調査から
- 「ベンチャー企業が永遠に生きるために」— 監査役の役割
- 「企業不祥事発生と監査役の対応」— 事例に学ぶ監査役の事後 処理ノウハウ
- 「粉飾決算の予防と監査役」— 三様監査の活用を考える
- 「中小会社監査役監査のミニマムプラクティスを探求する」
- 「企業統治制度の在り方に関する考察と提言」— 法務省会社法制部会の会社法見直しに関する審議をベースとして
- 「中小会社が永続的に成長・生き残っていくための監査役の役割」
等時宜をとらえたテーマが研究されてきました。
2.実績からみた研究会のミッション・目的
研究会の目的・ミッションは、発足の動機である「相互自己研鑽」および「監査役求人に対応できる人材の知識研鑽」でありましたが、今後は企業ガバナンスという観点からのテーマの採用も行います。
7年にわたる実績を振り返ると、小研究グループ活動を通じ、メンバーの見識の豊富さや、「目からウロコ」の事象等を実感し、監査スキルの向上に加え、メンバー相互の交流を深めて人間力の向上に繋がる研究会であったというのが参加した方々の感想です。