『地域デザイン本部の設立』
~地域支援を企業支援、教育支援と並ぶDF第3の柱に~

本部の基本方針
- DF資源のフル活用による具体的成果の追求
- 外部連携の推進(地元組織、地場産業、支援企業など)
本部の運営
- 月1回の「本部情報交換会」で各活動の計画や提案の審議並びに活動進捗・情報の共有を行う
- 会員に地域デザイン本部の活動に関心を持ってもらうために、また活動の透明性を上げるために、情報発信を積極的に行う
設立の背景
地域課題の解決を支援することを目的に、昨年から本格的に地域デザイン活動を進めて参りました。前期では、地域ブロック会議や地域デザイン総研主催の勉強会を通じて、会員の皆様に地域への関心を喚起し、地域課題の把握に努めてきましたが、今期からは活動をさらに拡大・具体化するために、DFに地域デザイン本部を新設いたしました。地域デザイン(地域支援)活動は、企業支援、教育支援に続くDFの第3の柱として成長・発展を目指して参ります。
この活動は、DF資産(活動資産、人材)のフル活用による具体的成果の追求、外部連携の推進(地元組織、地場産業、支援企業など)を基本方針として、DF全体で取り組んで参ります。
本部長メッセージ 段谷芳彦

この度、段谷さんから引き継いで、地域デザイン本部長を拝命しました。どうぞよろしくお願いします。
ディレクトフォースが、企業支援・教育支援と並んで、地域デザイン(地域支援)を第三の柱として重視し、事業を展開しようとしていることに、時代の動きを感じ、またうれしい思いを禁じえません。
以前、ディレクトフォース会員の方々に、インタビューを繰り返したことがありました。その結果からは、ディレクトフォースの皆さんが、企業を退職された後も、社会の第一線で、いきいきと活発に活動されている姿がうかがわれました。それは、サクセスフル・エイジングやポジティブ・エイジングとして、老年学などにおいても評価される人生後半の在り方です。皆さんは、とても理想的な第二、第三の人生を歩まれていることになります。
しかし反面で、気になったことがありました。社会で活躍された方々が、その最晩年になるとディレクトフォースの前面から姿を消し、家庭に帰って行かれ、静かに最期を迎えられているかのようなのです。それも一つの人生の在り方ですが、やはり活躍した人らしく、人から惜しまれて、自分も満足を得て、最期を迎えたい、そう思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
それに対して、私からは、次の世代の「ふるさと」になろう、という提案を差し上げています。
地域デザインというと曖昧な感じを受けますが、最期、ご自分がどのようにして満足をもって自分の生を終えるのか、そのように具体的に考えていけば、そこにおのずとそれぞれの人にとっての「地域」の在り方つまり「デザイン」が見えてくるのではないでしょうか。
折しも、実家をどう整理するのか、の議論が始まっています。人生最後の幸せな在り方を見据えつつ、皆さん自身が築いてこられたこの社会をどう次の世代に受け渡していくのか、このことを考えるプロジェクトを始められればと思います。
引き続き、ご鞭撻をいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
地域デザイン事業部(営業機能、新規案件開拓)
地域課題の特性や案件に応じて、本部メンバーが関わりながら、案件によって適任会員を都度起用、また、DF内組織と連携して、具体的な成果の追求に努めます。
事業部長メッセージ 岡田知之

2024年9月に新設されました地域デザイン事業部は、DF資産の最大活用、自治体や地場産業など地域組織との連携、地域ブロック会議との連携を活動の基本方針として、これまで行ってきたDFの地域支援活動を発展させながら、また、DF会員の皆さまからのご提案を具体的な形にすることで、成果につなげていきたいと考えております。そのためには、案件の特徴に合わせて、できるだけ多くの会員の皆さまに地域デザイン活動に参加頂きたいと考えておりますので、ご支援、ご協力を頂けますよう宜しくお願いたします。そして、その結果として、地域デザイン活動をDFの第3の柱に育て、地域社会とDFの発展に少しでも貢献できるよう取り組んでいきたいと考えておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
地域デザイン総合研究所(シンクタンク機能)
シンクタンクとしての役割を強化し、
- 調査・研究、
- データの収集・分析、
- 政策の立案、
- 出版物の発行、
- 勉強会やセミナーの開催
などを中心に活動を進めて参ります。
地域デザイン総合研究所

■■■ 地域デザイン通信 ■■■
2025年
第10号 11月10日
市民彩円として再生した実家後輩農地 大上周作(1469)
歴史、自然、文化が調和する不死鳥の街 広島 原田隆司(1320)
第9号 10月13日
理科実験と地域デザイン活動 加藤信子(1103)
知る人ぞ知る北アルプスの絶景ポイント ~長野県大町市 井上史男(677)
第8号 9月15日
鎌倉ユニット ~鎌倉会と両輪で地域に根差す 菅原信夫(1150)
佐原で生まれた思い 千葉県 小西明子(1521)
第7号 8月11日
地域コミュニティ参加のきっかけは自治会活動 宮崎泰雄(796)
シニアもハッピー DX先進県大分 関根千佳(1488)
第6号 7月14日
私の街づくりの原点・近江八幡とまちづくり本番・神楽坂 寺田弘氏(1117)
「幸せます」の街 山口県防府 山崎哲也(1407)
第5号 6月30日
牧野篤著『「ちいさな社会」を愉しく生きる』感想 菅谷誠(1458)
時々刻々変化する景色 静岡県富士宮市 関口洋一(1100)
第4号 6月16日
私の生家の再生によるへの恩返し 岡山県総社市 池上眞平(859)
酒田市と鶴岡市を中心とする山形県庄内地方は、私の大好きな土地。 大森聡(1492)
第3号 5月25日
倭は国のまほろば 山田昌和(1132)
第2号 5月12日
遠い故郷とのかかわり方 一年間のプロジェクト活動を通じて 川崎有治(1089)
北海道十勝の魅力<チカラ> 赤堀智行(899)
第1号 4月21日
ワインと そして晴れの街 甲府 石川甚秀(1195)
第0号 4月14日
地域デザイン事始め



