タンザニアからの留学生に理科実験出前授業

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2024年1月26日、2月7日の2回にわたり、留学生参加の特別授業を実施した。これは、昭和女子大付属高校2年のクラスに短期留学中の2名(日本の支援で運営されている「タンザニアさくら女子中学校」の卒業生)に対し多様な経験機会を与えるプログラムの一環として、同大学からDFに要請があったもの。DFが例年実施している中学生への出張理科実験授業に同席することで計画を進めた。授業は日本語で進めるが、説明スライドには英語を併記し、留学生には英文資料を事前配布した。また、英語に堪能なメンバーが近くに居てサポートした。

1回目のテーマは「光」。直進、反射、屈折、全反射を可視化する実験に、一般中学生と共に留学生も感激の声を上げていた。

2回目は「水溶液分析」。8つの未知の水溶液の正体を自分たちで区別していく実験。基礎的な実験をしながら、実験手順を論理的に組み立てていくという少し高度な内容だったが、講師陣による生徒の自発性を促す的確な指導もあって、留学生は、内容の濃い体験ができたと喜んでくれた。立会の教員陣にも好評だった。

今回の試みは、留学生世話役の高校生にもよい体験になったとのことだった。

今後、要請があれば、タンザニアの現地中学との間でリモート実験授業を行うことの可能性も検討していくこととしている。

以上(宮本 幸始)

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