2024年03月22日(金)15:00~17:00、公益社団法人日本医学協会副会長富本靖様に心肺蘇生とAEDの使用方法と題した講義及び実技指導を実施していただきました。
まず、人形を使って『意識を失って』転倒する状態を実演していただきました。成程受け身の出来ない状態での転倒では前頭部或いは後頭部が直接地面に叩きつけられてしまいます。
意識を失って転倒した人に直面した時には『大丈夫か?』と体を横に揺り動かしてはいけない、何故ならば頸椎損傷させる恐れがあるからとの話から正中線に沿って肩を叩き意識が戻らなかった場合周りの人に下記2つを依頼して欲しいと講義は開始しました。
- 119番への通報
- AEDを持ってきてもらう
富本様によると、意識を失ってから救急車到着までの8分間の対応が、明暗を分ける事との事でした。その間にすべきことは、下記であり適切に対応することで命を救う事が出来るとのことです。
- 人形を使った胸骨圧迫(心臓マッサージ)
- AED操作
その後異物除去の方法としてハイムリック法(上腹部圧迫法)の説明と実演がありました。
富本先生の、『正しい救急法の知識を多くの人が持てば、救える命がもっと増える』という気持ちが強く伝わるセミナーでした。
以上(森川 紀一)