4月6日(日)から7日(月)にかけて、DF北陸プロジェクトのメンバー6名で、「御食国(みけつくに)若狭と鯖街道」を巡る視察旅行に出かけました。今回の訪問では、小浜市在住でもある朝倉昌也会員(1444)が、熱い想いと共に小浜のまちをご案内くださいました。
御食とは京都の天皇が召し上がる御料理のことで、その食材を若狭の国から御所に運ぶ道が鯖街道になります。小浜市は、この歴史遺産を観光資源、産業振興の柱としていることが見て取れました。
行程 4月6日
- 重要伝統建造物 熊川宿 散策
- 鵜の瀬 見学
- 若狭一之宮 姫神社 参拝
- 重要伝統建造物 小浜西組茶屋町三丁目 旧料亭蓬嶋楼 見学
- 芝居小屋旭座 見学
- 道の駅若狭おばま 物産品 視察
- 鯖街道MUSEUM 見学
- 御食国若狭おばま食文化館 若狭塗の箸製作体験
- 三丁目ながた 宿泊




へしこバーニャカウダ




若狭塗の箸製作体験
行程 4月7日
- 小浜漁港 水揚げ 見学
- 若狭小浜お魚センター 見学
- 小浜市役所 訪問
- 小浜市ブルーパーク阿野 パドラーズクラブ 視察
- 海のオーベルジュ志積 視察
- 鯖養殖場 佐助へしこ蔵 見学
- 北前船屋敷旧千石荘GOSHOEN 視察
- 国宝明通寺 見学
- お水送りの神宮寺 見学





七輪で焼いた朝食



中でも特に印象的だったのは、小浜市役所での訪問。経営企画部次長の下仲隆浩氏をはじめとする市職員の皆さんが、観光・産業の現状と今後のビジョンについて、まさに“熱弁”をふるってくださいました。小浜市は、「御食国若狭と鯖街道」として、全国で唯一“日本遺産プレミアム”に選定されており、その誇りと未来への展望が語られる様子は圧巻でした。
また市内各所の視察では、朝倉会員が市職員と連携しながら長年にわたり取り組んできた地域活性化の成果が、まちの中に確かに息づいていることを実感。茶屋町の旧家をそのまま活用した旅館、改装したオーベルジュ、そのひとつひとつに、同氏の尽力と情熱の跡が感じられ、私たち一同、深い敬意を抱かずにはいられませんでした。
「歴史を守るのではなく、歴史を活かす」──この理念に基づくダイナミックなまちづくりの取り組みに、私たちは大きな感銘を受けました。

また、東京から移住してきた若者や、地元で奮闘する方々と酒を酌み交わしながらの語らいは、まちの未来をともに描く仲間としての絆を感じる、かけがえのないひとときでした。
さらに今回の旅では、小浜が誇る「鯖尽くし」の食文化にもたっぷりと触れました。焼きサバ、鯖寿司、へしこ、そして極めつけはなれずし──まさに御食国グルメのオンパレード!その豊かな味わいの奥には、歴史と文化がしっかりと根を張っていることを感じました。


小浜市の街おこしの現場には、地域資源を活かして未来を切り拓くためのヒントが随所に散りばめられていました。私たちの地域デザイン活動にとっても、大きなインスピレーションと学びに満ちた、実り多き視察となりました。
以 上(小林慎一郎)