人生100年社会デザイン財団との連携
講座「人生後半のデザインを考えませんか?」参加記

  • LINEで送る

人生100年社会デザイン財団主催の講座「人生後半のデザインを考えませんか?」には、地域の活動に貢献する施設を見学するリサーチツアーがあります。今回は第一回目で上北沢の「岡さんのいえ」を5月21日(水)財団とStudio-Lの3名を加え11名の参加者を得て訪問しました。

岡さんのいえTOMO代表・オーナー小池良実さんから経緯と現状をお聞きしました。大叔母故岡ちとせさんの「この家を子どもたちや地域のために役立てて」との遺言に従い、大好きな大叔母への恩返しのために、2007年に世田谷区地域共生の家として「岡さんのいえTOMO」を設立しました。当初は近隣の人たちにも「普通に借家とすれば良いではないか。何をしようとしているのか理解できない。」と違和感をもって迎えられたそうです。

やがて「みんなのまちのお茶の間をつくる」(電通勤務の会員が考案とか)活動が徐々に広まり、今では(一財)世田谷トラストまちづくりとの連携などで会員も増え、様々な活動の貴重な「場」となっています。例えば、「岡キッチン」は養護施設出身者たちの食事会、「一箱古本市」は大正大学生(牧野篤教授)が実施、「美味しいコーヒーのカフェ」を2日/月開催、「駄菓子屋たからばこ」開催などがあります。玄関前に掲示してあるカレンダーを見ると、そろばん塾、英会話なども目に付きます。これらは場を賃貸して運営の財源としているようです。

小池良実オーナーの運営の基本的な考えは以下の通りです。

個人的な想いで始めた場所。
「できることを、できる人が、できる分だけ、できる時に」やってきた。
なので岡さんのいえは「結束」とは違う形で成り立っている。

バラバラ、個性も色々。
中間支援の人にも、私たちにも「ま、いっか」は大切。
変化し続ける「場」とゆるくても長~くお付き合いをいただきたい。

住宅街の一角にある小さな一軒家の岡さんのいえは、ゆるく、あたたかく、楽しい「場」として、なくてはならない存在となって輝いて見えました。

以 上(保坂洋)

  • LINEで送る
pagetop