2025年10月28日~30日、地域デザイン本部・観光立国研究会・日本酒文化研究会共催で、出雲地方視察旅行を開催し、研究会メンバーや地域デザイン事業本部員を中心に14名が参加しました。
島根県親善大使(遣島使)および出雲市観光大使の段谷会員、現地で酒蔵見学から食事・バスの手配まで対応いただいた常松会員のご尽力で、出雲市役所訪問、神社参拝、酒蔵訪問、さらには石見銀山や奥出雲まで足を延ばし、充実した3日間を過ごしました。
主な旅程
| 1日目 | 午前 | 出雲空港集合。「かくれ庵」で出雲そばの昼食 |
| 午後 | 佐香神社正式参拝。李白酒蔵にて酒蔵見学・試飲(この間一部メンバーは、島根県副知事と松江市商工会議所専務理事訪問) ホテルチェックイン後、「湖粋」にて夕食。松江エクセルホテル東急泊 | |
| 2日目 | 午前 | 出雲大社参拝。日御碕神社参拝、日御碕灯台付近散策(一部メンバーは灯台に登る)。「柿谷商店」にて海鮮丼の昼食 |
| 午後 | 出雲市役所にて副市長、観光交流部長、観光課長、インバウンド推進課長、商工振興部 商工振興課長にDF紹介、意見交換。市議会議場見学。 ホテルチェックイン後、富士酒造にて酒蔵見学、試飲。 「海山」にて夕食。ツインリーブスホテル出雲泊 | |
| 3日目 | 午前 | バスにて石見に向かう途中、道の駅「キララ多伎」にて休憩。 石見銀山 大森エリアの街並み散策(一部メンバーは龍源寺間歩(坑道)見学)。「群言堂」にて昼食 |
| 午後 | 奥出雲「鉄の歴史博物館」見学。出雲空港にて解散 |
本企画に参加して(平尾会員:地域デザイン総研会長)
今回はデイレクトフォースとしては初めての日本酒文化研究会、観光立国研究会、地域デザイン本部の合同の旅行企画であった。三つのグループ14名の2泊3日の出雲旅行は秋晴れの出雲路の天候にも恵まれて旅を楽しみ大きな成果を上げることが出来た。
これは出雲出身で出雲観光大使を務める段谷さんと当地のDF会員である常松宏祥さんの広い人脈のお陰と感謝申し上げたい。常松さんはこのたび日本酒発祥の神社佐香神社の66代目の宮司に就任されており地域のリーダーとして多面的に活躍されており今回の視察旅行にも多大なご尽力いただいた。特に特に出雲市の元市議会議長同席の下、副市長、観光交流部長・担当課長、産業振興部担当課長との有益な意見交換の機会を設定頂いた。記して謝意を表したい。
観光立国研究会、日本酒文化研究会、地域デザイン本部からの報告は代表者から頂くので全体の印象を簡単に記したい。
まず出雲地方は国つくり伝説のロマンの地であり出雲大社、石見銀山、松江城はじめ、歴史的観光資源が豊かでありまた玉造温泉などにも恵まれてある。観光客は3000万人。さらに日本酒発祥の地として酒文化も奥深い。食を支える多くの特産物を生産して農水産業も豊かである。
また今回は訪問できなかったが2次産業も集積しており村田製作所、富士通、三菱農機(マレンドラ)が雇用を提供している。1次産業、2次産業、3次産業がそれぞれバランスを持って発展している。このため出雲市は地方としては珍しく人口を維持している。しかし今後は新産業育成のため島根大学を核とする産学連携、大学発ベンチャーに取り組んでおりDFとして企業支援の機会が期待される。
参加後の感想:市古会員(観光立国研究会代表)
佐香神社の常松新宮司による正式参拝で旅をスタート。“穏やかな宍道湖”の松江、“神と酒の国”の出雲、そして“江戸の面影残る銀山“の石見と、ゆったりと時間が流れる旅を満喫しました。この旅で出会った人々と、今後地域デザイン活動を通して繋がっていくことを願っています。
参加後の感想:角谷会員(日本酒文化研究会幹事)
日本酒の発祥地は全国に3カ所あり、一つは出雲(どぶろく)、二つ目は清酒(すみさけ)の奈良正暦寺、そして兵庫県伊丹市(流通)とされる。今回島根県松江市と出雲市にある酒に所縁の神社と蔵を訪ね関係者の話を聞くにつれ、なるほど日本の酒の発祥地は出雲と言われる所以・背景を理解できた。どぶろく(濁酒)を始めたのは今から1300年以上前弥生時代の出雲において、その後室町時代に現在の酒に通じる清酒(すみさけ)造りが奈良で始まったということ。両者が酒造りの発祥地だ。そして酒の全国流通を始めたのは兵庫県・伊丹市の下り酒という事だ。
李白酒造、富士酒造いずれも東農大卒で若くて理論を備えた杜氏が経営と醸造の責任を負っている。共に小規模ながら杜氏のコミュニケーション力と発信力により同業他社との連携を取り情報共有するなど出雲杜氏の伝統を繋ぎながら革新も目指すという共通点があるような印象を受けた。
参加後の感想:岡田会員(地域デザイン本部副本部長)
今回の3日間の視察旅行を通して、出雲地方が歴史的・文化的観光資源がいかに豊富な地域であるかをあらためて実感しました。一方で、出雲市の課題として出雲大社には年間200万人の参拝者が訪れるにも拘わらず宿泊者が少ない、また、若者の流出などの課題を抱えていることを伺うことができました。地域デザイン本部としても出雲市と連携してこの地域の発展にお役に立ちたいと考えております。
さらに、尾原会員(関西DF)のご尽力で、今回の旅の中で島根県副知事と松江市商工会議所専務理事に面談する機会をいただきました。急なアポイントだった為、尾原/岡田/段谷で島根県庁と商工会議所を訪問し意見交換を行ないました。出雲市訪問と合わせ、今後島根県との協業が期待できる旅となりました。
旅のスナップ写真
1日目






2日目









3日目










以 上(見目久美子)